特に高速域の速度精度と、位置精度の良さが評価され採用される！
神鋼電機株式会社（本社：東京都江東区、社長：佐伯弘文）は、トヨタ自動車株式会社東富士研究所殿における世界最大規模の車対車の多方向実車衝突実験施設で、最重要設備である「車両牽引システム」を去る９月末に納入し、この程、施設全体が完成し本格稼動に入ることになりました。
多方向実車衝突実験設備としては、世界最高速度での多方向の衝突試験が可能となっております。
神鋼電機車両牽引システムは、エンドレスワイヤー牽引方式や、選択した走路の装置だけを駆動するシステム等、数々の特長、特許を有し、国内ではトップシェアを持っています。トヨタ自動車株式会社殿には、当社の「車両牽引システム」が世界最高速度レベルによる試験でも速度精度・衝突位置精度維持が可能なシステムであること、並びに納入実績に基づく多くのノウハウを有している事を高くご評価頂き、この程の導入に至ったものであります。
自動車の安全評価実験は、従来壁への衝突や静止車両への衝突で評価をされていましたが、さらなる安全性を追求される自動車メーカー殿は、より実際の衝突事故に近い状態が再現できる実験装置を求められており、トヨタ自動車株式会社東富士研究所殿への納入実績が、今後他自動車メーカー殿への同様設備の受注促進につながるものと期待しています。
当社は車両衝突実験装置のほか、電気自動車開発試験用高速ダイナモやエンジン慣性により近い超低慣性ダイナモなど、世界最高能力を誇る各種の自動車産業向け試験装置を開発販売しております。
当社ではより一層開発のスピードアップを進め、他に類がない高性能な装置を市場に提供することで、自動車開発のスピードアップに貢献し、自動車試験装置事業を年間約50億円規模にしていく考えです。 |
