神鋼電機株式会社(本社:東京都江東区、社長:佐伯弘文)は、米国イーストマンコダック社向けの次世代昇華型プリンタの出荷を始めました。
当社は、2002年4月より写真業界の世界的メーカーである米国コダック社に対し、カラープリンタを継続的にOEM供給してまいりました。当社が米国コダック社に供給するプリンタは、同社において主にデジタルカメラの出力用としてフォトキオスク端末機(米国コダック社モデル名:コダック・ピクチャー・メーカー)に組み込まれ、同社の世界デジタル戦略の重要な位置を担っています。
この度、米国コダック社は、デジタルアウトプット(デジタル機器でとった映像データの出力)の市場拡大を推し進めるため、プリンタの更なる高速化及びプリント枚数増加を計画しました。 当社はこれ迄の納入製品の実績に基づく信頼性と、昇華型プリンタ全般に渉る高い技術力と経験が評価され、米国コダック社より次世代プリンタ開発を請負、同社の要請に基づき、2002年末より次世代高速プリンタの開発に取り組んでまいりました。 本次世代プリンタは、ポストサイズで750枚のプリントが可能な消耗品を内蔵し、同ポストサイズで11秒のプリントスピードを実現しました。又、米国コダック社は、この高速プリントに対応可能な消耗品を開発・提供します。
当社は伊勢工場においてOEM生産を始め、11月より米国コダック社向けの量産機出荷を開始しております。
本プリンタの殆んどは、同社のフォトキオスク(コダック・ピクチャー・メーカー)に搭載され、本フォトキオスクは米国、カナダをはじめ欧州、アジアの世界各地のDPEショップ、ショッピングセンター、大手量販店等に設置されます。同社は、フォトキオスクの生産・販売台数では圧倒的な世界シェアを誇っています。
当社は、米国コダック社以外からの受注も急増しており、需要の急増に対処するため、日本伊勢工場及び中国シンセン工場の生産能力を大幅に拡充する予定です。 |