神鋼電機株式会社(本社:東京都港区、社長:佐伯弘文)は、米国イーストマンコダック社向けの次世代昇華型プリンタの出荷開始に引き続き、この度、米国のポラロイド社にも昇華型カラープリンタのOEM供給を本格的に開始しました。
当社は、シールプリントや証明写真、フォトキオスク端末機用などに、国内はもとより全世界で数多くの昇華型高速デジタルプリンタを販売しています。昨年末からは写真業界の世界的メーカーである米国コダック社に対し、同社のデジタルカメラの出力用フォトキオスク端末機用として、当社の業務用次世代昇華型カラープリンターのOEM供給を開始しましたが、この度更に、米国のポラロイド社が、デジタルプリンタ業界へ進出を図るにあたり、当社のプリンタ技術を高く評価したうえで、当社からの卓上型の昇華型カラープリンタの採用を決定し、このほどOEM供給を開始することとなりました。
米国のポラロイド社は、当社がつい最近家庭用に開発したベースモデル機種であるSP−200シリーズの高画質、高速プリントで、しかも、特別のアダプター無しであらゆるメモリーカードの対応が可能なこと、証明写真機能やUSBインターフェイスの対応も可能などの特長を活かして世界のマーケットにアピールしていく予定です。
当社のSP−200シリーズは、かなりコンパクトサイズで、操作も極めて簡単であるため、米国のポラロイド社は家庭用に加え、証明写真用途、不動産物件の写真出力、学校や自治体関係などの市場を狙う意向です。この度のOEM供給台数は、全世界マーケットを対象にしているため、最終的には年間数万台規模になる計画であり、本年7月より量産出荷を開始しました。なお、本機に使用する消耗品についても当社から全量支給することになっています。
当社としては、長年に亘り世界の写真業界で確固たる地位を誇っている米国のポラロイド社のブランド力と、世界中のあらゆる市場でその高品質が実証されている当社の昇華型プリンタがドッキングすることにより、マーケットに大きな反響を呼ぶものと期待しています。 |