神鋼電機株式会社(本社:東京都港区、社長:佐伯弘文)は、永年培ってきた航空宇宙分野の技術を応用して開発した「小形風力発電装置・そよ風くん」を昨年から全国約100拠点の販売店を中心に販売し、現在日本各地に多数の実績を積み重ねてきています。
販売活動を推進する中で、ユーザー側からの要望の高かった系統連系機能等の機能向上タイプについては、昨年末、太陽光発電とのハイブリッドタイプにし、デザイン性も向上させた新バージョンの風力発電装置「そよ風くんV- II 」(最大出力2.5kW)の販売開始を行ない、公園、テーマパーク等モニュメントニーズに応え好評を得ております。
更にこの度、ユーザー側から更なる高出力タイプを望む声が多数あり、そよ風くんの風車を2段(出力5kW)、3段(出力7.5kW)、4段(出力10kW)とタンデム状に重ね、各風車が受けた風のエネルギーを、1本の軸で発電機に直結させ効率的な発電を行うことにより、発電力を大幅に向上させた高出力タイプの風力発電装置の開発に成功し、本年5月より本格的に販売を開始します。
本シリーズでは、更に、風車を支えるタワーの天上部に12枚の太陽光パネルを設置し、追加発電も可能としました。更に、系統連系ができるような形にもなっています。
風車を4段重ねにした場合、設置敷地としては4m×4m、高さ約12〜14mのタワー状となります。
神鋼電機は、今後、燃料電池の水素発生装置用電源、及び防災センター、大型風力発電装置の補助電源等中規模の発電を必要とするユーザーを狙って拡販して行く予定です。本体価格は(基礎工事、組立工事、輸送費等は含まず)4段重ねタンデム方式の出力10kW級で、14百万円前後を予定しています。 |