(株)大崎電業社の全株式を取得
電磁ブレーキ分野のトップシェア目指す
自動車産業界にも新規参入、クラッチ・ブレーキ事業で積極的経営展開 |
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神鋼電機株式会社(本社:東京都港区、社長:佐伯弘文)は、電磁クラッチ・ブレーキの製造販売会社である株式会社大崎電業社殿(本社:東京都品川区、社長:岡田昌子殿)の全株式を取得する事について3月29日に両社で合意しました。
なお、株式取得後も同社の現在の生産体制を維持すると共に、従業員全員をそのまま継承いたします。
神鋼電機は、大正15年にセメントミルプラント向けの同期電動機用大型単板電磁クラッチを開発以来、一般産業機械用、工作機械用、複写機等のOA用マイクロクラッチなど幅広い分野向けの電磁クラッチ・ブレーキを製造・販売し、現在では45シリーズ、384機種のメニューを揃え、電磁クラッチ・ブレーキの大手メーカーとしてあらゆる産業界の自動化・省力化に貢献しています。
一方、株式会社大崎電業社殿は、昭和10年創業の電磁クラッチ・ブレーキメーカーで、特に制動用電磁ブレーキを得意とし、立体駐車場向け、港湾大型クレーン用、大型船舶の錨昇降装置用などの分野へ製品を納入してきました。
当社は電磁ブレーキ分野では、従来から保持用ブレーキを得意としておりましたが、十分なシェア獲得に至っておりません。今回、株式を取得した株式会社大崎電業社殿は、制動用ブレーキ分野では高い信頼と実績を得ており、当社製品と競合する顧客もほとんどなく、同社の持つコスト競争力のある制動用電磁ブレーキ製品群と製造技術や販路を当社事業に組み入れることにより、電磁クラッチ・ブレーキメーカーとしての製品メニューと新規顧客の一層の充実が図られることとなります。
電磁ブレーキの市場規模は年間約70億円といわれており、今後、当社の製造販売分と、株式会社大崎電業社殿の製造販売分を併せると、電磁ブレーキの市場においてはトップシェアが確保されるものと当社では見込んでいます。
当社は、昨年9月に発表した電磁クラッチ・ブレーキ事業の積極的な拡大策に取組んでおり、自動車産業分野への新規参入と併せ、今回の同業他社の株式を取得することによって、新たなメニューと販路の確保、更にこれまで当社が低シェアに甘んじていた印刷業界、搬送機器業界、事務機械業界などへ拡大を図っていきます。
また、生産面においては、中国深セン、天津の2工場の生産拡充体制を実現しており、サーボアクチュエータ部門と併せた現在の売上高の100億円を、5年以内に300億円に伸長させる計画の下に、今後もM&Aを含めた積極的な事業拡大を展開していきます。 |
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株式会社大崎電業社の概要 |
社名 |
株式会社大崎電業社 |
本社・第一工場 |
東京都品川区大崎2丁目11番25号 |
(其の他、大阪営業所、千葉工場、西品川第三工場) |
創業 |
昭和10年8月 |
設立 |
昭和22年6月 |
資本金 |
4,800万円 |
代表取締役社長 |
岡田昌子 |
従業員数 |
62名 |
事業内容 |
電磁クラッチブレーキ、油圧・空圧式クラッチ・ブレーキ |
社名 |
スリップリングの製造販売 |
(主要製品:立体駐車場用、大型貨物船、港湾設備用電磁ブレーキ) |
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【報道関係様】
神鋼電機株式会社 総務人事部 広報グループ 担当 郡司 |
Tel.03―5473-1803 |
〒105-8564 東京都港区芝大門1-1-30芝NBFタワー |
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