神鋼電機株式会社(代表取締役社長:佐伯弘文、本社:東京都港区)は、この程、小形風力発電装置「そよ風くん」の風車を四段重ねにした高出力タンデム型(10kW)を、06年3月にオープン予定の静岡県湖西市殿の「道の駅・潮見坂」に併設される足湯施設の電源用として初受注しました。
当社は2003年6月に、長年培ってきた当社航空・宇宙分野の技術を応用した小形風力発電装置「そよ風くん」を開発し、2004年4月から全国販売を展開してきました。先般閉幕した愛・地球博の名古屋市殿のパビリオンにも採用されるなど、発売以来、日本各地の一般家庭や学校、地方自治体、道の駅、ISO14001認証取得企業などに400基を越える設置実績を順調に積み重ねてきています。
更に2004年9月には、ソーラー発電とのハイブリットタイプで、系統連系も可能とした新シリーズ(V−llシリーズ)を投入する一方、また、高出力タイプを望むユーザー用として、そよ風くんの風車を四段重ねにした出力10kWの高出力タンデム型風力発電装置も、本年5月からメニューに加え販売活動を行ってきました。
今回、静岡県湖西市殿が、同市を通る国道1号線潮見バイパスの潮見坂(湖西市白須賀1896番地の2)に建設を予定している「道の駅・潮見坂」に併設する足湯施設に、同施設のモニュメントを兼ねて足湯のお湯を沸かす電源として採用するもので、当社が発売以来、全国に設置したそよ風くんが、台風や強風による倒壊事故等が皆無であることから、安全でそよ風でも回転・発電する小形風力発電装置として湖西市殿が高い評価をし導入を決定しました。
この高出力タイプのタンデム型風力発電装置は、設置面積も4m×4m、高さ12〜14mの四段重ねタワー状のため省スペースでの設置が可能です。多くの市民や行楽客が立ち寄る道の駅や、市民広場などのモニュメントとしても目立ち、高出力発電によるいろいろな活用が可能なため、企業や自治体などから多数引き合いが来ており、今回の受注を機に、このタンデム型としては年間40基〜50基の受注を期待しています。 |