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コントローラの最適化を図ることにより、車体振動の大幅な低減効果を実現できます。例えば、2.2Lワゴン車での社内評価試験では、車体前部に取付けた自動車用制振装置(VR088、写真1参照)により特に振動の大きくなるアイドリング時において、シート、フロア、ハンドルなどの車内振動を1/3〜1/8に低減化できています。また、車内こもり音も18dB(1/8)の低減効果がありました。 |
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本制振装置は、アクチュエータ、ウエイトが一体化された極めてコンパクトな形状であるため、取付場所もエンジン付近に限定されることなく、車体の空きスペースに取付が可能(例えば、車内への取付も可能)です。 |
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装置の心臓部であるアクチュエータ部は、当社独自開発のレシプロモータを用い、寿命に大きな影響を及ぼす軸受は当社オリジナルの板ばねを採用していることから、高寿命、かつ静粛性に優れており、また、潤滑油不要など信頼性の面でも優れています |
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装置本体は、レシプロモータにウエイトを付加したシンプルな構成であるため、自動車などの大量生産分野において、コストパフォーマンスに優れた製品となっています。 |
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本装置を動作させる制御手段は、エンジン回転情報を入力することで実現できます。 |