神鋼電機株式会社(本社:東京都港区、社長:佐伯弘文)は、既納先の大手半導体・液晶製造装置メーカー、及び、他の新規顧客等からのロードポートやローダーモジュール、新製品の低真空搬送ロボットなどの受注の急拡大で、本年9月に従来の1.3倍の設備増強を完了したばかりであります。
しかし、最近の半導体機器製品受注の予想以上の急増と、将来の需要拡大を睨んで、新たに豊橋製作所内に半導体機器製造工場を、年内に建設に着手する予定です。
来年以降、更に半導体機器の需要が急拡大することが明確になったため、(07年度は06年度に較べ、業界の設備投資の拡大と新製品・新規顧客受注で50〜60%アップする可能性が期待されています)新たに豊橋製作所内に新工場を建設する事にしたものです。建設に伴う投資額は、約12億円前後を予定しています。年内に着工して07年7月に竣工する予定です。(新設工場の面積は約1万m2)
この新工場の建設で、生産能力は現在の2.5倍以上に拡大でき、2008年度以降の250億円以上の注文に対しても十分生産対応可能となり、当社の最大規模の事業となる事が大略確定的となりました。(本年度の受注額は85億円〜90億円の予定)
一方、マーケット予測では、暫く横ばいが続くと予想されていた液晶も、再び拡大傾向を見せ始めており、第8世代、第9世代、に対する新しいタイプの搬送装置の受注・開発にも注力していく予定で、そのため液晶機器製造工場の増強にも近々着工する予定です。 |