神鋼電機株式会社(代表取締役社長:佐伯弘文、本社:東京都港区)は、森永乳業株式会社殿(代表取締役社長:古川 紘一殿、本社東京都港区)が、06年11月より操業を開始した同社の西日本地区での最新鋭基幹工場である神戸工場へ、小形風力発電装置と小形水力発電装置を納入設置しました。
森永乳業株式会社殿では、工場を訪れる一般消費者をはじめ、地元神戸市民や近隣の方々にも親しまれるような工場緑化推進をするとともに、見学コースの充実を図り御客様たちとのコミュニケーションを深められる工場を目指し、このほど工場が完成して本格操業に入りました。また、森永乳業殿の環境に対する取り組みの一環として、当社の小形風力発電装置「そよ風くん」と、「小形水力発電装置」を各1基設置しました。見学コースにディスプレイを設置し、発電の状況を展示する計画です。このように風力発電と水力発電の両方を設置した企業は国内では初めてで、森永乳業殿の環境重視の企業姿勢がうかがえます。
当社の「そよ風くん」は、絶えず風向が変わる日本の風況にマッチし、僅かな風でも回転・発電する効率の良い小形風力発電装置として、更に、台風や強風による倒壊事故等が皆無で安全な風力発電装置あることから、一般家庭や各学校関係をはじめ、官庁・地方自治体、道の駅、一般企業など、2003年の発売以来既に全国に600基の「そよ風くん」が採用設置されています。
とりわけ、環境ISO(ISO14001)を熱心に推進している企業などに、エコ活動のシンボルとして、また実質的な分散型発電装置として活用のため採用していただく企業が増加しています。
一方、超小形水力発電装置「リッター水力発電」は、山間部の作業場や牧場など電源のない場所で、僅かな水流を利用して手軽に設置可能な発電装置であることから海外も含めて大変注目を浴びていますが、この度の森永乳業殿に採用いただいたように、ただ単に排水していた工場廃水も、僅かな落差を利用して発電させ、地球環境に配慮する工場を目指す企業が増えています。
当社は、クリーンなエネルギーである風力と水力を活用する小形発電装置と、ソーラー発電を組み合わせたエコ発電システムとして、各企業を対象に積極的な営業展開を図ります。 |