シンフォニアテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、社長:武藤昌三)は、複数台対応としてはトップクラスの薄型・コンパクト化を実現した、電気自動車(以下EV)用の急速充電器を開発し、今秋を目途に本格的な販売を開始します。
今回、開発した「EV用急速充電器」は、電池が空に近い状態から80%までの充電に要する時間が最速で15分程度で可能な高容量50kWタイプです。また、25kW充電器を2つ組み合わせており、低容量電力契約のまま設定により中速充電器として利用できます。当社は工場施設などで使われているオール電動化のバッテリー式産業車両において豊富な実績があり、長年培ったバッテリー充電制御技術、パワーエレクトロニクス技術を活用、複数台対応と電源盤の奥行きを最小限に抑えた業界トップクラスの薄型・コンパクトなEV用急速充電器を開発しました。しかも、本体と充電スタンドが分離できるセパレートタイプなので設置箇所の条件に合わせた柔軟な対応を可能としました。さらに、充電スタンドは利用者への利便性を追求した操作性の向上と、設置する場所の景観に配慮したスマートなデザインを採用しました。また、ひとつの本体に複数の充電スタンドが接続可能で、予約機能と併用することで充電完了後の車両放置などの問題を改善した効率的な運用を図ることができます。
「EV用急速充電器」の価格は、複数台を設置する場合と比較してメリットある価格設定を予定しており、自治体や公共施設を始め沿線サービス拠点、商業施設などを中心に年間200台の販売を計画しています。
今後は、最大25kW出力できる中速充電器もメニュー化していくと共に、鉄道用券売機でのネットワーク対応、電子マネー対応、社会インフラ事業での施工・保守実績を元に、風力発電、水力発電などの新エネルギーとの連携も視野に入れたEV時代の充電インフラシステムソリュー ションメーカとしての展開を図ってまいります。
(本装置は7月14日〜16日にパシフィコ横浜で開催される電気自動車開発技術展2010に出品します。) |
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【急速充電器の特長】 |
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1.複数台対応
電源盤に対し複数台の充電スタンドを設けることができ、予約機能による効率的な運用が可能。
2.薄型・コンパクト
電源盤は奥行きを抑えた薄型スタイルです。充電部の分離が可能で設置場所に合わせた最適な配置を選択できる。
3.フレキシビリティー
一体型は、設置場所に合わせた配置が可能。
また、将来に充電スタンドを増設することも可能。
4.耐環境・安全性
屋外設置可能な防水構造。各種保護機能による安全設計。
5.操作性
◆ 取り回しを考慮したケーブル吊り下げ方式を採用。
◆ 液晶ディスプレイによる操作ガイド、タッチパネル操作。
◆ 充電スタンド上部に照明用のLEDランプを装備。
◆ プラグ収納部には、LEDランプによる照明を装備。
◆ 充電完了を利用者の携帯電話に通知。 |
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【主な仕様】 |
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入力 |
3相AC200V |
出力電圧 |
最大DC500V |
出力電流 |
最大DC125A |
定格出力 |
最大50kW |
構造 |
屋内屋外自立型 |
寸法
突起部含まず |
電源盤 950W × 440D × 1794H(mm) |
充電スタンド 305W × 288D × 2727H(mm) |
重量 |
電源盤 約650kg |
充電スタンド 約100kg |
オプション |
課金(現金、電子マネー)対応 |
カード認証用ネットワーク対応 |
寒冷地/高温地対応 |
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【その他】 |
*CHAdeMOプロトコル認証取得予定
*クリーンエネルギー自動車等導入補助金対象機種認定取得予定 |
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