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社内に10kW規模スマートグリッド実証実験設備が完成し一般公開
自然エネルギーの発電量と負荷側(事務所等)にも使用制限をかける独自システム
100kW〜1000kW規模の小・中規模の自立分散発電システムの需要も視野に

2010年11月29日

 シンフォニアテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、社長:武藤昌三)は、風力発電、水力発電、太陽光発電等の自然エネルギーだけで、小規模事務所等の特定区域内電力を100%供給する小規模スマートグリッド(愛称:ナチュエネ®システム)の実証施設を豊橋製作所内に構築し、実証実験をスタートさせた。
 当社は1917年の創業以来、重電機メーカーとして様々な産業電機を世に送り出し、特に発電機や電力制御の技術では我が国のトップレベルの技術を誇ります。そして、2003年には垂直軸型小形風力発電装置、2005年にはマイクロ水力発電装置を開発し、公共施設や民間企業に豊富な納入実績を有しています。
 今回、実証試験を開始したナチュエネは、本来不安定な風力発電、水力発電、太陽光発電等の自然エネルギーを鉛蓄電池に充電し、独自開発した「自然電力マネジメントシステム」によって発電量、蓄電残量及び負荷を監視し、供給できる電力量に合わせて負荷電力を段階的に切替え制御することで、自然エネルギーで発電した電力を最大限に有効活用し、特定区域内に安定した電力供給を行うシステムです。
この「自然電力マネジメントシステム」は、各種発電装置の発電量、蓄電池の充放電電力、各種負荷の消費電力を監視し、負荷の遮断選択、自立―商用電源の自動切換、夜間電力による蓄電池への充電等の高度制御が特長で、当社が長年に亘り培った電力制御技術が大いに生かされています。
 今回、実証実験は当社豊橋製作所内の事務所を10kW程度の工場事務所と想定し、太陽光発電の最大電力追従制御や蓄電池の残量検出、緊急時の系統切り替えを行います。また、発電量と負荷パターンの測定制御も行っています。将来的には100kW〜1000kWの小・中規模の自立分散発電システムとして官公庁の建物や公園等の公共施設、民間の事務所や農業施設、レジャー・大型商業施設、病院・福祉施設、教育施設等の需要を見込み、さらに海外展開も視野に入れています。
 なお、このナチュエネ®システム実証試験は12月から豊橋製作所にて、一般公開する予定です。

 また、当社は本年4月より「ECOing エコで行こう!エコへ移行!」を企業環境ステートメントとして掲げており、このナチュエネ®システムを中核事業に育成するため全社をあげて取り組んでいます。

※ナチュエネ〜“NATUENE”は風力発電が盛んなスペインで「自然エネルギー」を表す“Naturaleza Energia”から命名しました。

以上
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 総務人事部広報グループ 担当 嶽本(だきもと) Tel.03-5473-1803
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