シンフォニアテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、社長:武藤昌三)は、当社として15年振りとなる海外拠点を中国上海に設立いたしました。新法人名はウ芙?雅商貿(上海)有限公司で当社製品の販売・サービスならびに資材調達を目的とし2011年1月から営業開始いたします。
当社グループは本年5月に策定した新中期経営計画(SFG2012)で、中国およびアジア地域での事業拡大を柱としており、その施策として今般上海に法人を設立しました。これまでも電磁クラッチ・ブレーキ、鉄道車両・建設機械用電装品を中心に、中国内で天津、深?、東莞の3箇所で生産をしておりますが、供給先は日本顧客の現地拠点が大半を収めていたことから、中国以外も含めたグループ全体における海外販売比率は14%程度に止まっております。
近年、先進国の中国拠点は生産に加えて開発拠点として機能を強化しつつあり、また中国企業の技術水準の向上により、従来製品のほか、鉄鋼、化学産業向の振動搬送機器、EV等自動車産業向の試験装置や空港での地上支援装置、機体への電力供給電源等の高付加価値製品のニーズが高まってまいりました。
中国での生産拠点に加えて、振動搬送機器の生産が主体であったタイ法人でも制御機器や産業用電気製品の生産拡大強化を進めており、販売・サービス拠点であるシンガポールに加えて上海新法人の設立により、世界最大の需要地である中国・アジア地域での生産・販売・調達の事業体制が整います。
中国での販売・サービス拠点般設立により、従来の日系顧客のみならず中国内の幅広い顧客層への販路を拡大していくことができると考えており、上海現地法人は3年後に20億円の売上を計画し、グループ全体で中国・アジアを中心として海外販売比率を3年後23%、5年後30%を目指し更なる海外事業展開を推進してまいります。 |