シンフォニアテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、社長:武藤昌三)は、従来機に比べシュート部の長さが最大200mmアップ可能なロングシュート対応の新形電磁式リニアフィーダ(LFGシリーズ)を開発し、2013年2月より販売を開始する。
電磁式リニアフィーダは、主に部品や紛粒体などを、電磁石を媒体に振動を発生させることによって次工程へ効率的に供給する振動搬送プロセス装置。単体で使われることもありますが、パーツフィーダから整列排出された部品の整列貯蔵および、搬送部として使われることが一般的です。その用途は多岐に渡っており電子部品、医薬、化学、食品、窯業、ボルト、ナットなどあらゆる分野に及んでいます。当社はパーツフィーダやリニアフィーダでは業界のパイオニアとしてトップクラスの実績を有し、その技術力が高く評価されています。今回開発したロングシュート対応の新形電磁式リニアフィーダは、より長い工程の搬送、製造現場でのスペースを有効利用などのユーザー要求に応え開発しました。
新形電磁式リニアフィーダ(LFGシリーズ)は駆動部が従来形とほぼ同寸法のまま、従来より最大200mm長いロングシュートの取り付けが可能になり、シュート積載許容質量も大幅にアップしました。また、独自の振動搬送解析技術を駆使することにより、シュート上の部品が搬送ムラ無く安定した振動搬送を実現し、構造面では、シュート取り付け面より後部ウエイト上面を低くすることによりリニアフィーダの機器配置が大幅に改善されました。ロングシュート対応が可能になったことによるパワフルな搬送と、使い勝手の大幅改善を合わせて実現しました。
新形電磁式リニアフィーダ(LFGシリーズ)は駆動部サイズにより600/750/900(数字は、シュート仕様上限長さ寸法)の3機種をリリース。販売価格は4万円(LFG-600駆動部のみ)。
3機種合計で、初年度より年間5万台の販売を計画しています。 |