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業界初、エアー流量デジタル制御
新形「圧電バルブシステム」を開発
高速応答性、IoT対応、高耐久性など、高機能バルブシステムを実現

2017年1月18日

シンフォニアテクノロジー株式会社(代表取締役社長:古谷浩三、本社:東京都港区)は、高機能「圧電バルブシステム」を開発しました。エアー流量のデジタル制御できる特長に加え、0.3msの高速応答、高耐久性を実現。さらに通信機能の搭載によるIoT対応など、業界初の画期的な性能を備え、革新を起こす製品として期待しています。

当社は1954年に国産初のパーツフィーダを生産して以来、独自の振動技術を進化させ、製造現場での部品整列供給に最適なパーツフィーダを生産してきました。1980年代後半からは、産業の高精度化に呼応し微小部品の整列供給を行う高周波ミニパーツフィーダの開発に注力し、各種生産装置に採用いただき、数多くの実績を積み重ねてきました。近年では、スマートフォンなど普及により、極小部品が搭載される機器が急増し、このため製造工程では極小部品を高速で整列供給するニーズが高まっています。

これらを踏まえ当社では、パーツフィーダ内の極小部品を高速で判別する「新画像処理システム」の開発と並行し、極小部品を高速かつ安定したエアー流量で、リジェクトするエアーバルブシステムの開発を進めていました。今回、エアー流量のデジタル制御・高速応答性・耐久性を兼ね備えた新形「圧電バルブシステム」を製品化しました。この開発にあたっては、高速応答性に対して、外乱を排除する制御に課題がありましたが、当社独自の圧電式(ピエゾ)振動機の制御技術を水平展開することにより解決しました。

特長としては、業界最高速0.3msの高速応答性だけでなく、耐久性についても、圧電素子を電気的に制御することにより、業界最高レベルの連続10億回以上を達成。1機2出力で省スペース化も実現し、通信機能によるIoTにも対応したシステム構成となっています。

また、この新形「圧電バルブシステム」はパーツフィーダの組み込まれる各種生産装置(テーピング機、外観検査装置)など向けだけでなく、その用途は高速マウンターをはじめ多種多彩な業界に渡ってその市場は大きく、産業界の省力化、高速化に広く貢献することを期待しています。当社では4月から販売を開始し、初年度、目標台数は2万台、目標売上20億円を計画しています。

なお、この「圧電バルブシステム」と最新の「新画像処理システム」を搭載したパーツフィーダを、1月18日〜20日まで東京ビッグサイトで開催される第46回インターネプコンジャパンに初出展しています。

バルブ仕様

耐圧力 0.7MPa
使用温度範囲 -5〜40℃(結露なきこと)
使用圧力範囲 0〜0.6MPa
耐久性 10億回
応答時間 ON:0.3ms OFF:0.4ms
流量特性 0〜1.0L/min 0.5MPa 時
駆動電圧により調整可能

コントローラ仕様

電源電圧 DC24V±10%
出力電圧 0〜72V
入力信号 無電圧有接点またはオープンコレクタ入力
通信機能 RS485
本件についてのお問い合わせは下記まで御願いします。
【報道関係様・お客様】
 シンフォニアテクノロジー株式会社
 総務人事部広報グループ 担当 嶽本(だきもと) Tel.03-5473-1803
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