2019年12月17日
シンフォニアテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、社長:斉藤 文則)は、株式会社 FUJI(本社:愛知県知立市、代表取締役社長:須原 信介)、株式会社エデックリンセイシステム(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:安田 公彦)と共同で、この分野では初の他社とのコラボ品となる微小部品のトレイ配膳システムを開発しました。
本システムは、XYZ三方向の振動を合成することでワークを自在に制御でき、搬送時の部品損傷を防ぐ当社の振動搬送テーブル「トリプレート®」、FUJIのビジョン一体型ロボットシステム「Smart Wing」、 エデックリンセイシステムのシステムアップ技術を組み合わせた微小部品のトレイ配膳システムです。
本システムでは、供給されたワーク材料を振動搬送テーブルでカメラスポットに移動させ、ロボットシステムに搭載したカメラでその向きを確認した上で拾い上げてトレイに並べます。これにより、腕時計やスマートフォンの微小な機構部品など、従来人手に頼っていたトレイへ並べる作業を自動化できます。対象ワークは、腕時計部品のほか電子部品など微小で比較的形状が複雑な部品を想定しています。
当社では、単品製品からシステム化、ユニット化を推進しており、今回、産業ロボットで豊富な実績を持つFUJI、エデックリンセイシステムとのコラボでシステム開発を行いました。今後も、他社との協業による製品開発を積極的に推進してまいります。
仕様(デモ機参考値)
電源 | 三相 AC200V |
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重量 | 約400kg |
寸法 | 1720 × 1193 × 1720mm |
出展機用ワーク | 幅3mm×長さ20mm/コネクタピン対象ワーク |
サイクルタイム (ホッパよりワーク投入~トレイ配膳完了) |
80~100秒(参考値) |
※ワーク用整列治具の製作は専用設計となりますのでご相談下さい。
オペレーションフロー