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搬送用リニアドライブユニット 「モーボパート」に新モデル
製造現場の自動化を手軽にサポート
モデルチェンジにより耐久性向上、ロングストローク、低価格を実現
当社は、部品や材料などの水平・垂直の搬送ラインの自動化が手軽にしかも低コストででき、作業環境改善にも役立つ、搬送用リニアドライブユニット「モーボパート」シリーズをモデルチェンジし、6月より受注を開始します。モーボパートは自動車製造工場でのクランクシャフトやボディの一部など部品の搬送、スポット溶接時の車体の移動をはじめ、壁材や紙管の搬送、レトルト食品の搬送、突き当てストッパー、溶接機の材料長さ位置決め装置、メッキラインでのメッキ物の取り出し移動、金属加工ラインの積み替え装置などに幅広く使われています。新モデルでは、ユーザーのコンパクト化へのニーズに応え、従来の90mm、140mmサイズをそれぞれ75mm、100mmへ、さらに55mmサイズも加え3機種6タイプになりました。
新モデルは、ショックや振動を抑え、長寿命、低騒音、メンテナンスフリーに役立   つプリズムガイドを採用し、・コンパクト化・高速化・低価格をコンセプトに改良されました。このため、現場の工夫により手軽で低コストに立体搬送システムまで組め、また最大11mという搬送距離(ストローク)があるなど、大規模な全自動化ラインは必要ないが人手に頼る作業が多い、また、精度の高い位置決め機能を必要としない製造現場で重宝されていた従来のモデルより、用途の幅が一層広がります。

モーボパート


1.モーボパートの概要
モーボパートの機能は、基本的にはU字形外枠の内側にあるレール(ガイド)に沿ってスライドするサドルが搬送物を載せて往復(ストローク)するという単純なものです。駆動方式は2種類あり、いずれも駆動力は外部のモータから取り入れます。スクリュー駆動方式は重負荷用に、ベルト駆動方式は軽負荷で高速を要求される用途に適しています。搬送能力は対象物によりますが、100mmサイズのM100(ベルト駆動タイプ)で6000ニュートンまでの垂直負荷(ほぼ搬送物の重量といえます)に耐えられます。機能的には単純ですが、水平搬送だけでなく垂直搬送ができますし(スクリュー駆動のみ)、サドルを固定して本体側を動かすなどの応用範囲も広く、組み合わせによりXYZ軸の立体搬送が低コストで手軽にできる特長があります(右図)。また搬送速度もリニアモータを使った搬送機器が最速2m/秒程度なのに対してモーボパートは5m/秒まで可能と、高速搬送に適しています。

2. 今回の新モデルの特長
1.

プリズム型ガイドによる自動追従機構
モーボパートのスライド部には、これまで固定式のスライドベアリングが使われてきましたが、新モデルでは、スライドベアリングを応用した新しい「プリズムガイド」が採用されました。断面が三角形をしたガイドを半円形の樹脂製のスライドベアリングではさむ形です。スライドベアリングは柔軟性があり背側も半円形で動くため、ガイド部に微妙な誤差があってもそれに応じてねじれ、自動追従する機構となっています。このため、サドルのストロークが長くなればなるほど、高速になればなるほど問題になる、ガイドの誤差による振動、ショック、騒音を押さえることができ、正確に高速でストロークすることができます。また、ガイドとベアリングの遊びを調節することも可能であり、さらにプリズムガイドは保守不要なこともメリットです。

■断面図

2.

55mmサイズの投入
モーボパートのサイズは外枠の底面からスライド面まで高さで表示しますが、これまでは140mmと90mmのみで、搬送対象が小型、軽量のユーザーからは、より小型のサイズが望まれていました。このため、55mmサイズも新しく販売することになりました。これにより、M55、M75、M100 の3機種になり、選択の幅が広がりました。

3.

コンパクト化
100mmと75mmサイズについても、サドル形状やボディ外形の見直しなどをおこないました。性能が向上した反面これまでのモデルに比べてコンパクトで軽量になり、現場での応用範囲が広がりました。


3.スクリュー駆動でも最大6mのストローク
このほか、モーボパートの特長としては以下の点があげられます。
1.

長尺対応
リニアドライブユニットはユーザーの仕様にあわせて長さを決め、組み立てられますが、長さは内部のスクリューや歯付きベルトの長さと重さにより限界があります。とくに重量物搬送に適したスクリュー駆動の場合は、ストロークが長くなればなるほど、スクリュー軸を太くしなければなりません。また、長くなることでスクリュー軸の中央部分が上下に振れる「縄跳び運動」がおき、ストローク速度が上がらず振動や騒音も発生します。モーボパートでは、この縄跳び運動を抑えるスクリューサポートを必要に応じて取り付けることができるため、通常では、2m程度が限界のストロークを最大6mまで精度を保ちながら延長することが可能です。なお、ベルト駆動の場合は、最長11mまで可能です。

2.

ゴミ対策
モーボパートの外枠上面はサドルがストロークするため、開放されていますが、そのままではスクリュー部分やベルト部分に異物が入り込むおそれがあります。そのため、外枠上面を薄い金属製の「カバーバンド」で覆い、内側から磁石で吸着してフタをしています。サドルはこのカバーバンドをくわえこんだ形でストロークします。このため工場内の清浄度に悪影響を及ぼしません。

3.

外枠のスロット
外枠には、クランプ取り付け用スロット(溝)がつけられ、モーボパートを支柱に取り付けたりスイッチ等の付属品を取り付ける際、簡単な作業と材料で済むようになっています。このため、現場のレイアウト変更も容易です。


 

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