年間生産能力24,600トン
国内最大級コーヒー焙煎プラントを納入
(株)ユニカフェ神奈川総合工場向け、HACCP準拠、無公害を目指す |
当社は、缶コーヒーメーカー向けや業務用を中心とした、コーヒー焙煎の大手メーカーである株式会社ユニカフェより、同社が神奈川県愛甲郡愛川町に計画した国内最大級のコーヒー焙煎プラント「神奈川総合工場」の設計・施行・監理を一括受注していましたが、このほど工事が完了し引渡しをおこないました。
新設された神奈川総合工場は、株式会社ユニカフェが神奈川県内4ヶ所にあった焙煎工場を統合し、労働力の集中と生産効率の向上、将来の需要増を見込んだ生産能力強化などを目的に建設したものです。今回の工場統合により株式会社ユニカフェの生産性は大幅にアップしました。同工場は合理化とともに、異物除去ラインを充実、HACCP(ハセップ)に準拠しISO9000による厳重な品質管理を推進しています。またISO14000の取得へ向け、排水、焼却設備対策などで無公害工場を目指しています。
神奈川総合工場は、コーヒー豆を焙煎するためのロースター11基、生豆サイロ4基、煎豆サイロ5基を備え、缶コーヒーなどの飲料メーカー向け、喫茶店・ファミリーレストランなどの業務用向け、そして一般家庭用向け焙煎豆を1日100トン(年産24,600トン)生産できる、わが国最大のコーヒー焙煎プラントです。
当社では、総括制御装置をメインに、貯蔵設備、計量配合設備、コーヒー豆搬送システムなどを一括納入しました。
品質保持の面では、原材料に混入する異物の徹底除去をおこない品質向上を図るとともに、生豆のブレンドや焙煎後の各種ブレンドなどの微妙な計量配合など、各工程においての完全自動化を進め、原材料を扱うグレーゾーンと焙煎・製品工程のクリーンゾーンをこれまで以上に明確に区分けをし、HACCP管理に基づいた、衛生面や品質上の不安を排除した生産をおこなえる工場としました。
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当社では各種プラントのライン総括制御技術を活用し、国内のコーヒー焙煎設備納入実績がすでに51プラント(シェア80%)と、これまでコーヒー焙煎メーカーのプラントのほとんどを手がけきましたが、今回の株式会社ユニカフェの神奈川総合工場は、これまで培った技術とノウハウのすべてを投入した最新鋭の施設といえます
将来は、当社の技術とノウハウを活かして、麦茶業界など他の分野にも積極的に進出したいと考えています。
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