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世界で最も薄形・軽量の
エレベータ巻上げ装置用のサーボモータとブレーキを開発!
小形・軽量化、低騒音が評価され帝人製機殿へ供給を開始

 当社は、このほど帝人製機株式会社(本社:東京都港区、社長:興津 誠)殿が開発したエレベータ用巻上げ装置向けに、駆動用の薄形サーボモータと無励磁作動形内側拡張式の保持用ブレーキ*1を開発し5月より納入を開始しました。
 モータは、直径が450mm、モータ全長(厚み)が71mmと、きわめて薄形で、ブレーキはモータのロータ内周部に組み込む構造になっています。
 このモータとブレーキの採用で帝人製機(株)殿は自社の減速機と組み合わせて、重量を従来品の2/3にした世界で最も薄形で軽量のエレベータ巻上げ装置を実現しました。
1) 小形・軽量化、低騒音などが評価され採用
帝人製機(株)殿が、高精度・高剛性減速機として産業用ロボットをはじめ、工作機械や搬送機器などに幅広く採用されている同社の主力製品である「RV減速機」の応用製品として、1トンのエレベータ用巻上げ駆動装置(巻上げ速度60m/分)を開発したのに伴い、当社が駆動用ならびに保持用として、極薄のサーボモータとブレーキを新たに開発し、小形・軽量化、低騒音などが評価され採用されたものです。
2) ビルの屋上や地下の機械室が不要
従来のエレベータは、ビルの屋上や地下に巻上げ装置を収納する機械室を設ける必要があり、建物の景観や日照の問題、メンテナス性、建設コストなどの問題がありました。
薄形の巻上げ装置は、エレベータ本体(かご)と昇降路との隙間に設置でき、屋上や地下の機械室が不要となるので、上記の問題を解決でき、さらに建物のデザインの自由度が広がるので、普及が見込まれています。
3) 初年度2000セットの販売を見込む
今回納入を開始したサーボモータとブレーキは、1トンエレベータ(15人乗り相当60m/分)用の巻上げ装置ですが帝人製機(株)殿は、1トン用高速タイプ(105m/分)の巻上装置など順次シリーズ化し、国内はもとより、活発な経済活動を背景に建設ラッシュが続く中国市場のエレベータメーカに積極的な売り込み攻勢をかけています。
当社は同社向けとして、エレベータ巻上げ装置用極薄サーボモータとブレーキのセットで、初年度2000セット以上、さらに数年後にはこの市場向けに年間20000セット以上の販売を見込んでいます。
※1無励磁作動形内側拡張方式の保持用ブレーキ
サーボモータの内周に配置され、電源が切れた場合に内側からモータのロータ
内周に対して摩擦板をバネ力により押し付けて制動をかける方式のブレーキ

極薄形サーボモータ(モータ単体テスト時の外観)


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お 客 様 :神鋼電機株式会社 サーボアクチュエータ営業部 
Tel. 03-5473-1827
〒105-8564 東京都港区芝大門1-1-30 芝NBFタワー

 

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