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世界初の「バルク超電導磁石を用いた
発電動機および試験装置」をJR東海殿に納入
 当社は、東海旅客鉄道株式会社(以下,JR東海)殿の開発仕様に基づくバルク超電導磁石を用いた発電動機および試験装置を、このほど完成させJR東海殿に納入しました
 
 JR東海殿では、超電導応用技術として超電導磁石から得られる大きな磁束により,小形化と大トルク化を狙った発電動機を研究開発中であり、今回、当社が試験装置の試作依頼を受けて設計製作したものです。
 この発電動機試験装置は、バルク超電導磁石を低温状態に保つ冷凍機および真空槽、電機子からなる同期電動機およびその制御装置、さらに出力特性を計測するためのトルク検出器および負荷ブレーキから構成されています。
 
 電動機は、これまで世界でも例のないラジアルギャップ(円周方向に並べたバルク超電導磁石による界磁とその外周へ配置した回転電機子)で構成されています。また、バルク超電導磁石を着磁するためのスライド機構が設けられており、低温状態で容易に着磁装置を設置できます。電機子は高磁束密度に対応するため鉄心のないコアレス構造で、モータ定格は出力 1.5kW、トルク 25N・m、回転速度 600r/minです。

 試験装置はモータの回転速度や出力トルクを簡単にパソコン上で設定でき、制御装置には負荷条件設定機能が備わっています。
バルク超電導磁石は,日々特性が進歩している材料であり、発電機や電動機への応用はまだこれからという段階です。このような最先端技術であるため、さまざまな条件において、実機による特性試験が必要となります。このために本試験装置が用いられます。
JR東海殿では愛知県小牧市に今夏、開設した研究施設において、当社納入の発電動機試験装置を活用し、超電導技術の応用開発を進めていくことにしています。

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お 客 様 :神鋼電機株式会社 サーボアクチュエータ営業部
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