当社は、昭和情報機器株式会社(本社:東京都港区、社長:寺田 光弘)殿が開発した電子政府・電子自治体対応の非接触ICカード発行システム用の、昇華型フルカラーカードプリンタを大量に製造委託受注しました。
昭和情報機器(株)殿の非接触ICカード発行システムは、電子政府・電子自治体で使用されるICカードの発行に対応するために、新規に開発されたカード発行システムで、フルカラーカードプリンタと住民基本台帳カード仕様のタイプB非接触ICカードリーダ/ライタ装置を一体化するとともに、使い勝手や設置場所を考慮した設計により、高い操作性と信頼性を実現しています。
このシステムの中核をなすICカード発行機として、当社の昇華型フルカラーカードプリンタが採用され、昭和情報機器(株)殿に対しては既に数十台を供給済みです。同社では初年度500台程度の販売を見込んでおり、当社が昇華型フルカラーカードプリンタを全数製造します。
当社としては、今回の昭和情報機器(株)殿からの受注を含め、プリぺードカードなどの電子支払用途、入退場管理システムなどのセキュリティ用途、医療介護関連のデータカード、その他社員証、会員証などのカード発行プリンタとして積極的に販売に取り組む予定です。
当社の昇華型カラープリンターは、業務用分野において日本国内のみならず、全世界の大口ユーザーのOEM供給メーカーとして、世界トップクラスのシェアを持っております。これまでにコンビニ向けなどの各種デジタルコンテンツターミナル、プリクラ、DPE向けデジタルフォトプリントシステムの出力機として国内・海外も含めて数多くの実績を誇っています。
昭和情報機器(株)殿は、業務用高速プリンタ市場におけるトップサプライヤーです。住民基本台帳ネットワークシステムの「統一文字仕様書」に準拠した文字セット(ユーザー外字を加えた文字フォントで、商業印刷業界の使用にも対応できる高品位フォント)を発表しており、日本語情報処理における豊富な経験と実績による総合力を有効に活用することで、カード発行システムへの新たな付加価値を創造しています。 |