当社は、電気自動車開発試験用高速ダイナモなど、当社が防衛庁航空機部門に対して、ほぼ独占的に納入している電装品(航空機用モータ、発電機)の高度な回転機技術を活かした各種の自動車産業向け試験装置を製作・販売していますが、この程、自動車メーカーやミッション系部品メーカー向けに世界最高能力を持つ「超低慣性ダイナモ」の開発に成功し、本年4月より販売を開始します。
当社独自開発の「超低慣性ダイナモ」は、ギアを介さず直接試供体に結合が可能なため、従来機に比べ、省スペース、高応答を実現するとともに、実際のエンジンに最も近い低慣性により(他社従来機種に比べ1/3〜1/5の低慣性)、従来ダイナモ単体では不可能であったエンジンの微妙な挙動を模擬する模擬エンジンとして、各種試験装置への適用が期待できます。このエンジンに最も近い超低慣性により、自動車部品メーカー各社のテスト期間が大幅に短縮されることになります。 |